経験を活かし専門性を伸ばす、横浜支店の挑戦
横浜支店で活躍するキャリア入社の建築創造エンジニア3名。 それぞれの部署で責任と裁量を担い、新築工事・改修工事・既存建物の技術対応に挑戦を重ねています。前職経験を活かした新たな挑戦の想いを語ります。
profile

小西 克典
横浜支店 建築部 技術室 課長代理
コンクリート住宅メーカーを経て、大成建設に入社。横浜支店でみなとみらい地区の開発に携わる。その後、改修工事を担うCS(カスタマーサティスファクション)センターで幅広く施工管理のスキルを高め、現在は建物の不具合に技術的に対応するAC(アフターケア)業務で経験を活かしている。

内海 良寛
横浜支店 横浜CSセンター 主任
地場建設会社で施工管理の経験を積み、派遣会社に転じて大成建設のCSセンターに配属。派遣スタッフとして多様な物件の改修工事に携わる。2024年に大成建設に入社し、横浜CSセンター管轄の改修工事に計画段階から参加、工事全体を視野に施工管理に取り組む。

五十嵐 大樹
横浜支店 事業会社研修センター建替工事 主任
地場ゼネコンであらゆる工程の施工管理を学び、その後、大成建設のJV(共同事業体)にも参加。2023年に大成建設に入社後は、横浜支店の新築工事グループに籍を置き、現在は大規模な研修施設立替工事の現場監督として、1年半ほど施工管理に携わっている。
cross talk
大成建設にキャリア入社した3名の建築創造エンジニアが、横浜支店の3つの施工現場で責任と裁量をもって新たなチャレンジを重ねています。前職経験を活かして、新築工事、改修工事、既存の建物の不具合への技術対応という業務に取り組み、それぞれのキャリアステージで成長を実感。仕事のやりがいや技術者としてのこだわり、将来のキャリアイメージ、これから大成建設を目指す人に求めたい資質などについて、本音トークを展開しています。
[ Episode 01 ]


[ 五十嵐 ]
横浜支店の新築部門に所属し、ある企業の研修センターで既存の建物を解体し、新たに建て替える工事に携わっています。工事全体の計画を立て、各工程の施工管理業務をトータルに担当しています。
[ 内海 ]
横浜CSセンターで、竣工後建物の改修をメインに施工管理業務を担当しています。年月とともに建物の用途が変わって店舗から倉庫に改修したり、老朽化が進んだ建物に耐震補強を施したりといった業務になります。
[ 小西 ]
私も内海さんと同じくCSセンターに所属して改修工事に携わった経験が長いのですが、現在では建物の不具合の技術的な対応に特化した部署で仕事をしています。経年的な劣化による漏水やひび割れなどのさまざまな不具合に対して、建物の価値を維持するために適切な修繕工事を実施します。
[ 五十嵐 ]
前職の地場ゼネコンでも、全工種の施工管理に取り組んでいました。今回の建替工事はその延長線上の業務ではありますが、大成建設の現場は経験したことのない規模感です。社内外ともに関わる人の数が多く、その所属も多岐にわたっています。日々のコミュニケーションを大切にしながら、新鮮な気持ちで取り組んでいます。
[ 内海 ]
私も前職での経験をそのまま活かしつつも、自分の頭で考えて仕事を進める範囲がぐっと広くなりましたね。お客様を担当するようになり、上席と相談しながらではありますが、見積りから工程ごとの作業者の手配、工法の検討などを含むトータルな施工管理業務に裁量をもって取り組んでいるところです。
[ 小西 ]
私の場合は不具合というマイナス地点からスタートする業務であり、複数の現場を同時並行で確実にケアしていく難しさがあります。ですが、そこは改修工事の経験値を活かして不具合の内容や程度を正確に把握し、お客様とよく相談・交渉することで工事の内容とスケジュールを調整できる側面があります。

[ Episode 02 ]


[ 五十嵐 ]
新築工事の担当としては、そもそも自分で計画することが増えたのが大きなチャレンジでした。工事をはじめる前に、工事全体の進め方から部材などをどういう納まりで施工すべきなのか、横浜支店のメンバーや協力会社の方々と検討する時間が増えました。今携わっている研修センターのような大空間を造るプロジェクトでは、やはり「計画力が命」だと感じています。
[ 内海 ]
自分の頭であれこれ想像を巡らせながら計画を立てることは、難しくもありますが、楽しいです。所長や上席から指導をいただきながら、常に新しいことに挑んでいく感覚があります。マンネリ化とは正反対の刺激的な職場であり、高いモチベーションで施工管理業務に取り組ませてもらっています。
[ 小西 ]
どの部署であっても、個のやりがいと責任は大きいですよね。アフターケア業務を担当した当初は、これまでに手がけたことのない建物や見たことのない不具合に直面して、正直「自分の技術レベルで通用するのかな…」と不安になりました。それでも社内のいろいろな部署に適宜確認をとりながら、一つひとつ丁寧に取り組みました。すると、件数をこなすうちに自信につながっていきました。

[ Episode 03 ]


[ 五十嵐 ]
残業時間の上限が法律で規制されている今、大成建設ならではの働きやすさと感じるのは、現場の業務を支援してくれる専任部署があること。本社の作業所業務推進センターは、私たちが考えた工事計画の検証から、それをもとにした書類の作成まで、時間のかかるさまざまな業務を代行してくれます。
[ 小西 ]
現場の仮囲いや足場などの計画立案から図面作成、監督機関への申請までやってもらえます。現場が長時間働かなくても業務が回るようにしてくれて、本当にありがたいですね。
[ 内海 ]
優秀な人材が豊富であることも大企業ならではの働きやすさと感じています。月の労働時間が超過しそうな時など、自分の代わりに仕事をしてもらえる方がいらっしゃいますから、業務の心配をすることなく休暇を取得できます。
[ 小西 ]
組織や制度面の充実だけでなく、大成建設にはキャリア入社の人材を含め、社員が働きやすい風土があると思います。ほかのスーパーゼネコンと比較して作業所の独立採算性が高く、現場を尊重する風土がありますよね。その影響もあるのか、仮に誰かが失敗してもそれを引きずらず、社員は次の現場でまた前を向き、再スタートを切りやすい社風があるように感じています。
[ Episode 04 ]


[ 五十嵐 ]
作業所では大勢のその道のプロが力を合わせて仕事を進めていますので、周囲の人と連携することの大切さを改めて痛感しています。自分だけの考えで突っ走らず、しっかり情報共有しながら工事を進めています。そして、近い将来にお客様の要望に応えつつ工事全体を管理できるようなリーダーとなり、さらにその先には所長になることを目標にしています。
[ 内海 ]
今の仕事では、お客様と直接やりとりができて、営業の役割を兼ねられる点に大きな魅力を感じています。改修工事を通じて、建物の品質、安全性、費用も含めて、「内海に頼んでよかった」とお客様に思っていただけるように努力しています。引き続きお客様の満足度を高めるとともに、さまざまなメンバーと密に連携しながら、複数の改修現場を管理できるようになりたいと思っています。
[ 小西 ]
五十嵐さんや内海さんの世代には、がんばって作業所長やCSセンター長を目指してほしいですね。建築業界はもちろん、世の中の人口構成を見ても40代以下の層は非常に少ないので、トップを目指すことはきわめて現実的なキャリアパスだと思います。
[ 五十嵐・内海 ]
ありがとうございます!
[ 小西 ]
いま大成建設では、ACセンターを独立した部署としてしっかり立ち上げようという気運が高まっています。そこで私は、微力ながら当社の不具合対応のサービスモデルを確立することにも貢献したいですね。これまでの修繕事例と再発予防策を組織の枠を越えて社内に発信することや、そもそも新築の段階から不具合の発生を予防する施策も重要です。当社の定年は65歳ですので、キャリアの集大成として腰を据えて取り組んでみようと考えています。

message
[ 五十嵐 ]
先ほども触れましたが、いろいろな人と関わりながら進めていく仕事ですので、コミュニケーション力が求められます。私自身、それに長けているのかというと、意識して行動しようとしている部分も大きいです。何事にもチャレンジ精神といいますか、あきらめずに取り組んでみる姿勢をもった方であれば、やりがいのある仕事に出会えると思います。
[ 内海 ]
施工管理技士や建築士の資格についても、たとえ現時点で保有していなくても大丈夫です。研修をはじめいろいろな支援体制がありますので、現場で経験を積みながら取得していただけます。入社後には専門スキルだけでなく、人間力を培うさまざまな研修もあります。
[ 小西 ]
どこの支店、どこの部署であっても、その人に前向きな気持ちさえあれば、周りはしっかり教えてくれると思いますよ。必要な情報などを入手できるツールも整備されています。それに、かつての建設業界のように、怒号が飛び交うような雰囲気は大成建設にはありません。個人が仕事をしていく上で嫌な思いをする環境を根絶する動きが、全国の現場に浸透してきていると思います。真面目さがあって、多様な個性をもった方々に、前向きな気持ちで入社してほしいと願っています。
other contents






